ゆきしめ成長記

育児・家づくり・いろいろなことを漫画や文章や写真で綴るブログです。

産後の恨みは一生。ガルガル期を乗り越えるためのポイントと行動

ガルガル期ってご存知ですか?

ガルガル期とは、マイナビウーマンさんのアンケートを参照すると、産後の約33%の母親が経験する精神的に不安定な時期のこと。

 

私も、ガルガルまではしませんでしたが、普段イラっとしないことでイラっとしてみたり、もやもやと悩んだりしたことがありました。

 

今回は、ガルガル期とは何なの?ということから、ガルガル期あるあるをお伝えします。

 

出産してから、なんだか思考が攻撃的でつらいというお母さん。

産後の妻が攻撃的でつらいという八方ふさがりのお父さん。

産後の娘(嫁)が攻撃的で心配というババやジジ。

はぜひ見てみてください。

ちょっと気持ちが軽くなるかもしれません。

 

 

ガルガル期をもうちょっと詳しく

ガルガル期とは、動物のお母さんが子どもを守ろうとして「ガルルルル」となる様子を、人間のお母さんに重ねて、近年できた俗語です。

f:id:planterplantan:20210129012145j:image

出産間もなくから、感情の起伏が激しくなって周囲に攻撃的になること。

 

または表に出さなくても攻撃的な思想を持つこととされています。

(産後間もなくから産後3か月くらいでおさまるようです。(私調べ))

 

産後の精神的に不安定な時期と書きましたが、

産後の母親は以下のような状況下なわけですから、精神的に不安定になるのは当然ですよね。

・「子どもの誕生」というとても大きな環境変化による不安

・産後のめまぐるしいホルモンバランスの変化

・慣れない育児による疲労(1人目はもちろん、1人が2人になる。2人が3人になることも大変なことです)

・寝不足による疲労

これで精神が安定していたら逆にすごいです。

この精神の不安定が、攻撃的な思想や言動になってしまうのがガルガル期

 

そう考えると、一時的なものなので、重く考えない方がよいことがわかりますね。

 

 

ガルガル期あるあるベスト8

ガルガル期にとってしまった言動、思想は黒歴史になりがちですが、あえてここに「ベスト8」と題して晒すことにします。

皆でわかちあえれば幸いです。

 

ガルガル①赤ちゃんの感想で一喜一憂

赤ちゃんを見ると、みんな気をつかいつついろいろな感想を述べることになります。

「可愛い」

「きれいな子だね」

なんて無難な感想は喜ぶのですが、

「目が片方だけ二重だね」


f:id:planterplantan:20210129012631j:image

「つむじが二つあるんだね」

「こんなところにほくろがある」

なんてことを言われるとガルガル琴線に引っかかったりします。

 

クセのある感想は言わないように気をつけましょう。

 

 

ガルガル②産んだのは私ですけど?

f:id:planterplantan:20210129012702j:image

「夫に似てる」「夫の親戚に似てる」という発言はガルガル琴線に触れることがあるようです。

似ていなくても似ているところを探して、「似ている」と言い切った姑さんをいつまでも恨んでしまうこともあるようで。

父親サイドのみなさんは、くれぐれもお気をつけて。

みんな赤ちゃんを愛するあまりのいざこざですね。

 

 

ガルガル③いや、返せよ

赤ちゃんってかわいいですよね。

抱っこするとずっと抱っこしたくなっちゃう。

でも、それがガルガル琴線に触れることも。

「赤ちゃんを取られるのでは」

とそんなわけはなくても、思ってしまい、不安になる母親もいます。

 

間違っても「連れて帰っちゃおうかな~」なんて言わないようにね!


f:id:planterplantan:20210129012816j:image

赤ちゃんがかわいすぎると言いたくなるけどね!

わかるけど!

 

 

ガルガル④服の差し入れプレッシャー

洋服の差し入れや、お古ってありがたいですね。

でも、ガルガル期だと、そう思えなくなってしまうことも。

プレッシャーに感じてしまうこともあるようです。

服をもらいすぎて、自分で買うことができず、「あの頃の服買いたかったな」なんて後悔を引きずることも。

負けじと自分で買えばいいのに。

どこか引っかかって買えない。

それがガルガル期の難しさでもあります。

 

 

ガルガル⑤アドバイスしてくんな

現代は情報に溢れています。

現代の母親のほとんどが、出産や育児について調べまくります。

そして、たくさんの情報を得ています。

中には全知全能みたいな気持ちになっている人もいますね。

 

そんな中でがガルガル期を迎えると、アドバイスしてくる人に噛みつくことも。

 

長女しめの時、授乳の指導をしてくれる助産師さんに「わかってますからぁあ!!」と噛みついている人がいました。

相当なにか思い詰めていたのか、その助産師さんが気に入らなかったのか、何かあったのか。何かあったんでしょうね、きっと。

 

新米ママには、いろいろ教えたくなっちゃいますよね。

とりあえず、余程のことがない限り、温かい目で見守って、聞かれるまで待った方がいいかもしれません。

 

 

ガルガル⑥心配の電話ってどういうこと?


f:id:planterplantan:20210129013020j:image

赤ちゃんの育児中、ひどく寝不足になると、どんな隙間時間でもいいから眠りたいものです。

そんな中、一本の電話。

夫からだ、どうしたんだろう。

寝いけど。

 

「もしもし、どうしたの?」

「いや、どうしてるかなって思って」

「なにが?」

「ママと赤ちゃん、どうしてるかなって思って

 

あなたは、この電話にきゅんとしますか?イラっとしますか?

 

「私がそんなに信用できないってこと?!」

 

…とガルガル琴線に引っかかることもありますよ。

電話のタイミングも難しいと心得ましょう。

 

 

ガルガル⑦母乳?ミルク?


f:id:planterplantan:20210129013125j:image

赤ちゃんを連れている人に聞きがちな質問。

「母乳?ミルク?」

ガルガル期真っ最中は、「だったら何?」と返したくなる質問ですね。

 

私も最近、この質問を聞く真意がわかってきたのですが、

ただ

どっちなんだろうな~

と思って聞くんですよね。

母乳でも、ミルクでも、同じくらい大変なことがあるから話も広がるし…と思うんですよね。

 

お年寄りの場合、昔は母乳が出ないと大変だったから…という背景から、「母乳」という返答を聞いてホッとしたいのかもしれません。

(「ミルク」でも、「今はいいミルクがあるからいいわね…」と話しを広げられますしね)

 

昔、母に「私って母乳で育ったの?ミルクで育ったの?」と聞いたことがありました。


f:id:planterplantan:20210129013412j:image


f:id:planterplantan:20210129013424j:image

今思うと、

産後8年くらい経ってるけど、まだガルガル期じゃん!!!

な事件でした。

 

でも、その後にフォローしてくれました。

(聞いたときたぶんイライラしてたんだろうな)


f:id:planterplantan:20210129013508j:image

母も若かったな。

怖かった~。

っていうかよほど根に持ってたんだな。

 

ガルガル期の母親は、よかれと思った質問も気にかかってしまうことがあります。

 

覚えておきましょう!

 

 

ガルガル⑧人が来ることに嫌悪感


f:id:planterplantan:20210129013640j:image

赤ちゃんが産まれると、人集まりがち。

しかし、赤ちゃんの衛生状況が気になって、人が近寄ってくることにガルガルするお母さんは多いです。

逆に見せたがりのお母さんもいますけどね。(私のことですね)

招待される時をジッと待つのが賢者の選択と言えよう。

 

 

ガルガル⑨いや、まだ産後間もねえだろが


f:id:planterplantan:20210129013857j:image

産後間もなく次の子の話をしてくる輩がいますね。

「2人目はさあ…」

「次も女の子かな~」

「次の子はあなたに似るといいね」

 

これは本当に危ない。

 

これは温厚な私(自分で言うな)でもガルガル琴線に触れた案件です。

いや、夫と実母と祖母が言ってきたんですけどね。

いやいやと。

今産んだばかりだぞと。

 

産後間もない人に次の出産の話はすべきではありません。

産後間もなくは、たくさん労う時期です。

妊娠中の人にも、次の妊娠の話はあんまりするなよ!

約束だぞ!!!!

 

みなさん、今日はこれだけ覚えて帰ってください。(覚えること多いな)

(趣旨がズレました。すみません)

 

 

ガルガル期の本当に怖いはなし

ガルガル期は、ガルガルしている時も怖いですが、そんなのは序の口。

 

本当に怖いのは根に持つということ。

 

私の祖母も、母も、義母も、みんな妊娠中や、赤ちゃんを育てていた頃のガルガルエピソードを持っていて、私に教えてくれました。

 

考えてみてください。

80代のおばあさんが、孫に60年くらい前のガルガルエピソードを語る姿を。

怖い反面、なんだか脈々と受け継がれることの美しさも感じますね。

 

私も普段は温厚なのですが(自分で言うな)、根に持っているのはやはり妊娠中~

産後間もない頃に言われたこと。

されたこと。

多分ずーーーーーっと覚えていると思います。

 

これがガルガル期の本当に怖いはなし。

 

ガルガル期は一過性のものですが、ガルガルした内容は鮮明に思い出せてしまう。

 

産後の恨みは一生とは、よく言いますよね。

 

 

ガルガル期のためにできる3つのこと

 

ガルガル期、辛いですね。

母親自身は、本当の自分ではなくなってしまっている感覚があると思います。


f:id:planterplantan:20210129014515j:image

周囲の人も困惑するでしょう。

そんな辛い時期に、できる3つのことをお伝えしたいと思います。

 

 

①とにかく回復する

産後の母親は本当に疲れています。

一見元気そうなお母さんでも、身体は確実に疲れています。

心身ともに疲れている場合もあるし、とにかく疲れていて当然なのです。

ガルガル期を少しでも早く終わらせるために、お母さんは周囲にどんどん頼って、身体を回復させましょう。

周りの人は回復のサポートをしてあげましょう。

 

 

②自分を責めない

ガルガル期である旨を理解し、受け止めましょう。

攻撃的になってしまうのは、仕方がないことなのです。

誰も悪くありません。

攻撃されている方の人も、自分を責めないでください。

誰も悪くないのですから。

全ては一時的なもの!

と、とりあえず割り切るだけで、心が軽くなるはずです。

 

 

③理解する

ガルガルしちゃってるな…と思ったら、話してみましょう。

今は産後なので、仕方がないことのようだ。

一過性のものなので、一緒に乗り越えてほしい。

ガルガル期を一緒に理解して、協力して乗り越えるスタンスに切り替えれば、

産後クライシスも免れるでしょう。

 

最近は良い冊子などもありますので、妊娠中から周囲の人と一緒に勉強しておくこともおすすめです!

 

 

ガルガル期についてお伝えしました。

大切なのは、皆で理解して乗り越えること。

産後間もなくというのは、普通の状態ではありません。

 

産後の恨みは一生なんて言葉もありますが、産後の感謝は永遠でもあると思います。

支えてくれた人、寄り添ってくれた言葉、嬉しいお気遣い、私はどれもずーっと忘れません。

 

赤ちゃんの誕生によって、たくさんの家族が良い風に変化しますように。

そんな願いを込めて書きました。

 

最後までありがとうございました!